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【アピアランスケア】美容院が行う医療用ウィッグのカットも可能なアピアランスケアサービス

プロッソルによるアピアランスケアの拡大

この度、プロッソルは全国的に展開している「FOR AC プロジェクト」グループに賛同し、アピアランスケアという社会貢献事業を広めていくこととなりました。

「どこに相談したら良いか分からない」
「ウィッグを買っても違和感があって使っていない」
「ウィッグの調節をしてもらえる場所が分からない」

「良いウィッグは高額で買えない」

このようなケアを求めている方に向けて、この度アピアランスケアサービスのご提供を開始させていただきます。

がん患者を支援するアピアランスケアとは?

アピアランスケアとは、広義では「医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア」と定義されています。

(国立がん研究センターHPより)

そもそも、「アピアランス(appearance)」とは外観や人の容貌を意味する言葉で、抗がん剤治療の副作用による外見の変化に対してケアをすること等をアピアランスケアと呼んでいます。

プロッソルでは、病気でお困りの方々への手助けをしたいという想いから医療用ウィッグ(かつら)のデザインと提供・アフターフォローサービスを開始しました。

PROSOLで行うアピアランスケア

プロッソルでは、抗がん剤治療を始めた際の副作用による脱毛に対して下記の3ステップでサービスをご提供いたしております。

①カウンセリング
ヘアデザインのプロである美容師が現在抱えていらっしゃるお悩みなどをしっかりとヒアリングし、カウンセリングを行います。

②施術
カウンセリングをもとにご要望に沿い、専用の医療用ウィッグのカットやカラーなどを施します。

③フィッティング
施術にて出来上がったウィッグを実際にフィッティングいただき、最終調整を行います。

その後のメンテナンスを含めて、患者様が日常の生活に復帰できるようサポートさせていただきます。

近年は、がんとはいえ長期入院するわけではなく治療をしながら仕事をしたり、日常生活に戻る方も多くなっています。
外見を整えることで心身の不安やストレスを緩和し、治療や生活に対してポジティブに向き合えるようなサービスになれるように取り組んでいきます。

※円形脱毛症など、その他の疾病による脱毛のサポートも行っております。

がん事情とアピアランスケアの現状

国立がんセンターの統計では、生涯のうちに何らかのがんになる確率は、男性62%・女性47%で男女ともに2人に1人は罹患するデータが出ています。

美容院でお客様と会話をしていると、身内や知人、職場など、どこかしらでがんの宣告を受けている方と接点があるという方も非常に多く、他人事ではなく比較的身近に起こるものだと感じています。

さらに、がん治療を始める患者様に関して、看護師の方に聞いたところ、「ウィッグのパンフレットやカタログなどもあるのでご自由にお持ち帰りください」と病院側から簡単な案内こそはあるものの、基本は患者様へ委ねる形になっているのが現状です。

そのような現状から実際にこのような患者様からたくさんのお困りの声を伺います。

「どこに相談したら良いか分からない」
「ウィッグを買っても違和感があって使っていない」
「ウィッグの調節をしてもらえる場所が分からない」
「良いウィッグは高額で買えない」

プロッソルでは、医療用ウィッグについてお悩みを持たれている方々にFOR AC プロジェクトを通じて、相談できる場所やスタッフそして、技術があることを知っていただくことがまずは重要だと考えています。

ウィッグ市場と美容院の対応

一般的に人毛のウィッグは非常に高額で、20~40万円かかってしまうことははザラです。
「ウィッグをカットしてほしい」という依頼に関して、従来の美容院ではお断りさせていただくケースも多くあります。

美容院がお断りしてしまう理由としては下記のような理由があげられます。

  • がんや抗がん剤についての知識がない
  • 化繊のものは加工が難しい
  • 通常のカットとは異なる理論や技術が求められる
  • ウィッグに特化した技術講習や教育がない
  • 失敗時のリスクが大きい

実際に「1年間で1度でもウィッグのカットをした」という美容師は半数にも満たず、美容師人生においても未だ経験したことがないという美容師も多いです。

もちろん、美容師がウィッグのカットをすると、それなりの形は作れます。
ですが、ウィッグ特有の客観的な違和感を取り除くには、ウィッグ構造をきちんと理解し、それに合った道具や技術を用いることが重要です。

アピアランスケアで用いるカットは形を作るのはもちろん、「いかに自然に見せるか」というところを大切にした技術となっています。

FOR AC プロジェクトの活動内容

「FOR AC プロジェクト」は全国的に活動を広めているグループです。
パートナーサロンはがんや抗がん剤の知識や技術講習を受け、専門的な知識や技術を習得することで、多くの美容院が患者様を受け入れ、相談できる場所・技術・人材を増やし、抗がん剤治療や脱毛症による外見の変化に苦しむ方々のサポートができる社会を作ることを目標にしています。

医療と美容が協力し合い、患者様の普段の生活を守りQOL=Quality of Life(生活の質)を高め、ストレスを和らげ、社会復帰を助けるサービスをご提供しております。

お取り扱い商品と価格について

プロッソルがアピアランスケアで扱う専用ウィッグは全て人毛ですが、比較的お求めやすい価格でご提供いたしております。お求めやすい価格の実現は下記の3つの取組みにより可能となりました。

  • 人間の髪の生え方や骨格などを熟知したアピアランスケア美容師がウィッグ開発に携わることで、必要、不必要な毛を判別し、製造段階でのコストを削減
    (従来のウィッグは毛量が多く、着用した際に「頭が大きく見える」「頭が四角く見える」など、いわゆる“ウィッグっぽい不自然さ”の原因になっていると考えています)
  • FOR AC 独自に開発し、メーカー直送にすることで中間マージンを削減
  • 化粧箱を簡素なものにし、説明書を無くすことでコストを削減
仕入れ段階の状態
袋から出した状態。100%人毛を使用しており、ここからカットカラーを施していきます

FOR AC における施術例のご紹介

FOR AC におけるこれまでの施術例を写真とともにご紹介いたします。
※全て、上記のFOR AC オリジナルウィッグを使用しています。

2021.11.26~抗がん剤投与開始:撮影日2021.12/15

約5か月後

2021.10~抗がん剤投与開始:撮影日2022.2.26

2022.8月~抗がん剤投与開始:撮影日2022.11.30

撮影日2022.7.16 円形脱毛症 当時中学2年生

※抗がん剤による脱毛以外にも、ウィッグを求められる方には提供しております

国と医療と美容

生涯において2人に1人ががんを罹患するということから、国としても決して無視できない課題となっています。
広島県でも令和4年4月から、がん患者に対してウィッグ購入費の一部負担をする仕組みができました。

アピアランスケア(ウィッグ購入費助成)ー広島がんネットー広島県について
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/gan-net/kyousei-appearance.html

県単位での補助もしているケースは多く、他にも市町村など各自治体で補助をする機関も多いです。

このように患者様の精神的、経済的なご負担が少しでも軽くなるように取り組む自治体がたくさんあります。
私たちも美容における人生のパートナーとして、患者様が前向きに社会や自分と向き合い、笑顔で日々を過ごしていけるよう尽力していきます。

アピアランスケアに関するご相談が可能な店舗はこちら

カウンセリングのみでも無料でお受けいたします。
LINEでも個別相談が可能です。医療ウィッグに関するお悩みなどお聞かせください。

PROSOL廿日市店

広島県廿日市市平良山手10-33 
TEL:0829-30-8670
担当:大田垣成俊

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※LINEにてお友達追加後チャットよりご相談いただけます。

PROSOL山本店

広島県広島市安佐南区山本1-8-19 
TEL:082-874-9900
担当:平岡泰子

 

※LINEにてお友達追加後チャットよりご相談いただけます。

この記事を書いた人

大田垣 成俊
大田垣 成俊
1988年生まれ広島県尾道市出身。
広島修道大学人文学部教育学専攻卒。
中高社会科教員免許取得。

大学卒業後、PROSOLに入社し、働きながら広島県理容美容専門学校の通信課程にて美容師免許を取得。
五日市店で12年の勤務を経て、アピアランスケアのリーダーとして廿日市店へ異動。
丁寧で親身なカウンセリングと、理論的な技術やアドバイスに定評があり、独自の特性を活かして、新人の技術教育やオリジナル商品開発など、多岐に渡り活躍中。