【広島 抗がん剤 ウィッグ】 ウィッグ業界の問題点⑤ウィッグ屋で切ってもらったけど…
前置き
美容業界から見たウィッグ業界の問題点(少なくとも自分が感じる問題点)は以下の通り。
①なんでこんなに高いの?
②マダムっぽいのしかない
③いざ被ったら変
④切ってくれるところがない
⑤ウィッグ屋で切ってもらったけどカット下手じゃん!
前回まで①②③④を自分勝手に推察してみました。
今回は⑤について考えてましょう。
毎度の如く推察メインのぶっちゃけトークになるのですが、辛口になるのをご了承ください。
実際のエピソードとウィッグ業界のカットの現状
前提として実際にご来店いただいたお客様からの声も多く含みます。
基本的には「預けて切る」が普通なようで、ほとんど被せて切ってもらえないそうです。
あるお客様が話してくれたことで、その方は20年間くらい脱毛症で、ずっとフルウィッグを着用されている方です。
そんなに歴が長いもんだから「私は広島にあるウィッグ関連のお店は全部網羅してる自信がある!!!」と豪語されていました。
んで、「FOR AC広島が新しくできていたから気になって来てみた!インターネットで買ったこのウィッグがそのままだと変なので切ってください!!」というご依頼。
(うわぁ…、ハードル上がるなぁ…)と緊張しながらデザインのカウンセリングをして、ウィッグを被ってもらい、
プロ目線で「ここが気になりませんか?」と違和感のあるシルエットや毛量のバランスなどを言い当てながら「そうそうそう!!!やっぱ美容師さんってそういうの分かるんですね!!」みたいな感じで共有し、
「んじゃ、切っていきますねー」とおもむろに切ろうとした瞬間、お客様がビクッと反応し、
「えっ!!被ったまま切るんですか……!!?」と驚いていました。
僕自身はお店をオープンして少しだったのでウィッグ業界の仕組みとかをそんなに知らず…
「え?被って切らないんです……??」と驚き返し、
「いや、20年色々行きましたけど初めてです!!!!」と歓喜していました。
これを聞いた瞬間、自分の感想は
「……え、それマジなん?被せた状態で切らんと無理じゃない??」です。
だって、頭の大きさ、骨格、顔パーツバランス、首の長さも違うじゃん。
マネキンに被せても、本人に被せたらブレるから無理でしょ。
そもそも、「カウンセリングが全然違う」らしい。
「どこ切りますか?」→知らんがな!!
「何センチ切りますか?」→1cm?知らん!勘!!
というのがお客様の本音。
あとこれは個人的な偏見ですが、上手な美容師は「cm」での会話をあまりしません。
比較的、美容師は正確なcmの感覚を持ち合わせていますが、慣れていないお客様は感覚がバラバラです。
5cm切ってと言われて、鵜呑みにして5cm切ったら、切りすぎている可能性があります。
だって。お客様のいう5cmが、実は正確には3cmだったりするんだもの…。
普通の(?)美容師は、基本的にパーツで大体の長さの確認をします。
その後は実際に指を当てたり、毛を動かしたりして長さ共有します。
cmなんて使いません。(それでも、それって何cmですか?って聞かれたら答えるけど)
顎ライン。顎下。リップライン、鎖骨下、目と眉の間、などなど。
厳密にいえば、目と眉の間にも、目ギリギリ寄りなのか、眉毛ギリ隠れるのか。
両者で考えても、1.5cmの間がありますから、細かい部分は細かく確認しながら切る感じですね。
あとは、カウンセリングの上手い美容師は、こちらから当てていく、引き出す、迷えばプロのアドバイスを添えて誘導するようなカウンセリング(リード型カウンセリングっていう手法)をします。
でもそういうカウンセリングって、マネキンに被せてできるわけないですよね。
それなのに、ウィッグ利用者からは似たような話はとても多く聞く。
預けて1週間くらい待って、受け取ったら変だった。でも1週間待ったし…、また預けて待つのは気まずいし、キツいからもうそのまま使ってます…みたいな話とか。
それが罷り通るレベルなのかな…とすら思ってしまう。
では実際、どうやって切っているかというと、
大まかな形の希望を聞いた後は、どこをどのくらい、どうやって切るか。そんなのはこっちで勝手にやってます。
見たら分かりますから。どこが変で、どう切れば良くなるかなんて。

こんな感じで、勝手に目視で判断して、切って、(この場合ならマネキンの)骨格にフィットさせていきます。
こんなのを「どこ切りますか?」って美容師から聞かれて、正確に答えられる方は、美容師になった方が良いですよ笑
ウィッグ業界の美容師さんはどんな人がしている??
これに関しては考察がかなり入ります。かつ、主語が大きく感じると思いますが、勿論、信念をもってやっている方も多いと思うので、全てを批判するつもりは無いです。
まず、事実ベースの話をすると
お客様の話では「割と年齢を重ねた方々がやっている」という印象です。
自分も39歳になる学年で、まぁまぁいってますが、それなりに若く保っているつもりなので
「あなたみたいな若い人が切ってくれるのね!」と驚かれることもあります。まぁ、実年齢言うと、「意外といってるのね」と再度驚かれますが。
ここからが考察になりますが、
PROSOLではアラフォーどころかアラフィフのスタッフまでも、バリバリ働いていて、ちゃんと時代のニーズを捉えているし、新しいものをどんどん取り入れるし、楽しそうに老若男女、幅広い層に対応して多くの指名客を抱えています。
多くの支持を得ているからこそ、それを手放せないし、多くの支持を得ているからこそ、嬉しくて美容師として居続けようとするんじゃなかろうか。
それを自分みたいにキャリア転向して手放すこと自体がリスキーであり、指名客に申し訳ない気持ちにもなるのではなかろうか。
つまり、美容師として順風満帆だったら美容師を続けていると思いませんか??
「身内にそういう経験があって」「自分がそうなって」とか並々ならぬ想いがあれば別ですが。
表現が難しいですが、「第一線を退いて」とか「再就職先として」とかブランクを抱えていたり、何らかの形で挫折があったりするのでは…?という邪推をしています。
え、僕は?
僕はー、そうですねー。しいて言うなら社長(現会長)への恩返し、活かしてくれた社会への恩返しですね。
詳しくはこれでも観て下さい笑
この記事を書いた人

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1988年生まれ広島県尾道市出身。
広島修道大学人文学部教育学専攻卒。
中高社会科教員免許取得。
大学卒業後、PROSOLに入社し、働きながら広島県理容美容専門学校の通信課程にて美容師免許を取得。
五日市店で12年の勤務を経て、アピアランスケアのリーダーとして廿日市店へ異動。
丁寧で親身なカウンセリングと、理論的な技術やアドバイスに定評があり、独自の特性を活かして、新人の技術教育やオリジナル商品開発など、多岐に渡り活躍中。



